フランツ・ケラーFranz Kellerドイツバーデン[Vogtsburg-Oberbergen]

「ワインは限られた人の為の贅沢品ではなく、
料理と共にすべての人が楽しむもの」がモットー

その品質は高く、2010年にはドイツ赤ワイン生産者No.1に贈られる「BESTE ROTWIENKOLLEKTION」に選出され、「Eichelmann」5つ星も獲得している。

Introduction生産者紹介

ドイツにおけるピノ・ノワールの聖地

ドイツ最南端に位置するバーデン地方はドイツで最も暖かいエリアで、ライン川の対岸にはストラスブールやミュールーズといったアルザスの街並みを臨むことができる。ブドウ畑は南北に約400km細長く伸びており、ドイツにおけるピノ・ノワールの聖地として知られている。その中でも注目すべきは中央やや南寄りのエリア、原始時代の火山活動によって標高が550m程まで隆起しているカイザーシュトゥール地区である。

フランツケラーは同地区のフォークツブルク・オーバーベルゲン村に位置する家族経営のワイナリー。1893年にワイン貿易商として創業して以来、長きにわたり高品質なワインを輸入し世の中に紹介してきた。現4代目当主のフリッツ・ケラーはワイン生産者である一方、高品質なボルドーとブルゴーニュに特化したワイン商でもある。目利きをし、本物を見極めた上で仕入れるからこそ、ケラーの造るワインにもその一流の品格が表れ、エレガントな味わいが形
成されている。

ワイナリーでは現在約30haの自社畑を所有し、これに加えて買いブドウ畑
が30ha。エントリークラスのグーツワインと一部の一級畑エアステ・ラーゲは
自社ブドウと買いブドウのブレンドで、特級畑グローセス・ゲヴェックスは自社
ブドウのみで造られている。土壌は色の濃い火山性土壌がメインでこれがワ
インに独特なミネラルとスモーキーさを与えている。その他はロス、ロームに
加えて一部チョークも見られる。

料理と合わせる為の、すべての人にとって魅力的なワイン

現在はフリッツの息子フレードリッヒが醸造責任者となっており、畑では除草剤、殺虫剤、化学肥料は使用しない。醸造では、白はフレッシュな果実を保つために除梗せずにプレスし、ステンレスタンクとオークの大樽を使い分けて熟成させる。赤では1/3程度を全房発酵し、マセラシオンの最中はピジャージュではなくルモンタージュを行うことで、エレガントな果実味を引き出す。その後バリックでの熟成では、全てブルゴーニュの一流樽メーカー(フランソワ・フレールやタランソーなど)のみを使用する。焼き目はミディアムまでに抑え、果実とバランスよく調和させて決して樽が強く出すぎることないよう意識する。

フランツ・ケラーのワインは単体でも勿論良いが料理と合わせることでより一層その魅力が花開く。フリッツ自身がミシュラン一つ星のレストラン・シュヴァルツ・アドラーの経営者でもあることから、ワインは一部の人たちの限られた嗜好品ではなく、あくまでも料理のそばにあって全ての人が楽しむものというメッセージが飲み手にはっきりと伝わってくる。ピュアで明快な味わいはどれも素晴らしい品質であるが、策を凝らしたような仰々しさは一切なく、凝縮感がありながらも同時に快活でエレガントな余韻が楽しめる。

ドイツのピノ・ノワールというと、デカンター誌の「ブルゴーニュ以外のピノ・ノワール産地特集」でアール地方のジャン・ストッデンが世界一の座を取ってからその注目度がより一層高まっているが、それに比例するように、ここ近年の品質向上のスピードは目を見張るものがある。その中でも、例えばジャン・ストッデンやメイヤー・ネーケルは味わいの主張の強い単体勝負のワインであるのに対して、ケラーは力の抜けたスタイルだが味わいは一流という点で他にはないユニークな個性がある。その裏付けとして、アイヒェルマン誌で最高の5つ星評価、WA誌ではバーデンで最も素晴らしいPNを造ると絶賛され、デカンター誌でもドイツのピノ・ノワールTOP20でその名が挙がっている。

Technical Dataテクニカルデータ

オーナーFritz Keller
醸造責任者Friedrich Keller
所有畑面積35ha
土壌黄土、色の濃い火山性土壌
栽培方法除草剤、殺虫剤、化学肥料は使用しない。
広範囲にわたる緑化(畑に草を生やしたままにする)。
自然と共存する農作業。
フレンチクローン使用して早めの収穫を行う。
醸造方法辛口に醸造。白はより少ないpHとより多くの酸を引きだすために除梗せずにプレスする。
エステートワインはステンレス・タンク、GGはフレンチオーク、GGのピノ・グリにはオークの大樽を使用。

赤は発酵後にマセラシオンをし、ピジャージュよりもルモンタージュを行い、果実味とエレガントさにフォーカスする。
エステートワインには新樽は使用しないが、GGには最大60%まで使用する。
全房発酵平均25-30%。無清澄、澱引きのみ。場合によっては濾過をする。

Item Listアイテム一覧

※アイテムリストは随時変更になります。
※価格は税抜き表示です。

2016 Grauburgunder Oberbergener Bassgeige Erste Lageグラウブルグンダー オーバーベルゲナー・バスガイゲ エアステ・ラーゲ

希望小売価格¥3050

産地Baden
ブドウ品種グラウブルグンダー 100%
熟成ステンレスタンク&大樽8ヶ月

オーバーベルゲン村の一級畑バスガイゲのブドウを使用。黄土が主体の火山性土壌で、平均樹齢は20年。フレッシュな黄色いハニーメロンや心地よいスモーキーなアロマ。口に含むと非常にリッチでウォールナッツやブリオッシュの力強いフレーバーを感じる。シュール・リーに由来する旨みとまろやかなフルーツが上質な口当たりを作り、酸のしっかりとした張りを最後まで楽しめる。

2016 Grauburgunder Schlossberg Grosses Gewachsグラウブルグンダー シュロスベルク グローセス・ゲヴェックス

希望小売価格¥7400

産地Baden
ブドウ品種グラウブルグンダー 100%
熟成ステンレスタンク&大樽12ヶ月
評価ゴーミヨ94、ファルスタッフ92、アイヒェルマン90+
アルコール度数13%

カイザーシュトゥール最高の畑の一つであるシュロスベルクのブドウを使用。急こう配で南向き、黒色の火山性土壌。平均樹齢は45年。ハーブやナッツ、微かなオークのニュアンスに加え柑橘系が香る心地よいアロマ。濃密でありながら非常にタイトなスタイルで、生き生きとした酸と塩気のあるミネラルが素晴らしい気品を生み出している。エレガントな余韻には火打ち石のニュアンスを感じる。GGと呼ぶにふさわしい珠玉のグラウブルグンダー。

2017 Spatburgunder Vom Lossシュペートブルグンダー フォン・ロス

希望小売価格¥3000

産地Baden
ブドウ品種シュぺートブルグンダー 100%
熟成バリック12ヶ月
アルコール度数12.5%

主にバスガイゲとオーバーベルゲン周囲の畑のブドウを使用。平均樹齢は15-20年で、土壌は黄土(ロス)。ストロベリーやチェリーといった甘やかな赤系果実のアロマ。フレッシュな果実味と心地よい酸を持つピノノワールで、適度なタンニンも楽しめる。ピュアでワインに一体感があり、滋味深い。

2016 Spatburgunder Eichberg Grosses Gewachsシュペートブルグンダー アイヒベルク  グローセス・ゲヴェックス

希望小売価格¥9500

産地Baden
ブドウ品種シュぺートブルグンダー100%
熟成バリック12ヶ月(新樽60%)、澱引き後、バリック(古樽)6ヶ月
評価WA93+、ゴーミヨ95、ファルスタッフ90、アイヒェルマン93
アルコール度数12.5%

オーバーロートヴァイル村を代表するGGで、ドイツで最も暖かい畑の一つ。色の濃い火山性土壌に植わるシュペートブルグンダーの半数が1994年植樹のアルマン・ルソーのクローンで、残り半分がドイツのクローン。樹齢は平均30年。熟した赤系・黒系果実のピュアでスパイシーな力強いアロマ。口当たりは非常にエレガントであるが、パワフルで濃厚な果実味を持ち、きめ細かいタンニンと素晴らしい張りを兼ね揃えている。奥深さがあり余韻が長く複雑。バーデンを代表するシュペートブルグンダー。