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ドメーヌ・デイヴィッド・クラークは、元ウィリアムズF1のエンジニアによって2004年に産声をあげた。ピノ・ノワールに魅せられ、偉大なワインを手掛けるべくブルゴーニュに移り住んだデイヴィッドは、モレ・サン・ドニ村にドメーヌを構えている。0.27haの畑からという慎ましいスタートだったが、今ではモレ・サン・ドニ、フラジェ・エシェゾー、シャンボール・ミュジニー、ブロション、ヴォーヌ・ロマネの各村に計2ha程のブドウ畑を持つ。所有畑にはクリストフ・ルーミエから購入したものも含まれており、中でもシャンボール・ミュジニーのオー・ペルソンの区画の一部に植えられているガメイには特筆すべきものがある。ルーミエによればガメイが驚くほど良く育つ特異なテロワールだそうで、信じられない程ゴージャスなブドウが実る。
デイヴィッドのワインはほとんどがジェネリック・ワインだが、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ、ジョルジュ・ルーミエ、ヴォギュエ等のビッグ・ネームと並び、ジャンシス・ロビンソンから、「素晴らしいブルゴーニュの赤を生み出す造り手」のひとりとして既に紹介されている。
ブドウ栽培には有機農法を採用しており、全ての畑に多大な愛情が注がれている。ワインのクラスにかかわらず、収量を同じくし、同等の手間をかけることによって初めて畑本来の力を表現できるとの信念から、ACブルゴーニュであっても、収量はグランクリュの規定(48hl/ha)以下に制限。他の造り手がグランクリュに対するのと同じくらいの手間をかけて畑の世話を行っており、この念入り過ぎるほど細やかな作業には、クリストフ・ルーミエも感心するほどである。手作業で収穫した完熟ブドウのみ用い、必要以上に手を加えたり、添加物を加えたりしない彼のワインは雑味がなく、非常にピュアで美しい。
熟成にはフレンチオークのバリックを用いるが、ブドウ、ひいては畑の本来の性格を損なわないように、新樽率が低いのも特徴である。採算度外視でワインの品質を追求する実直な人柄であり、少量生産ながらモレ・サン・ドニやヴォーヌ・ロマネといった村名クラス、また将来的にはそれ以上のワインを手掛けることにも意欲を燃やす、底なしの探求心を持つデイヴィッド・クラーク。設立から間もない若い造り手ながら、ブルゴーニュのトップドメーヌに並んで注目を集めている。
| オーナー | David Clark |
| 醸造責任者 | David Clark |
| 所有畑面積 | 2ha |
| 土壌 | 石灰質 |
| 栽培方法 | 「低収量は偉大なワインを造るために不可欠な要素」という信念から、選定、芽かき、グリーンハーヴェストにより、収量制限。ACブルゴーニュであっても、グランクリュ(コート・ド・ニュイ:48hl/ha)の規定を下回る恐るべき低収量である。また、有機農法を採用しており、野草のコントロールは、畑を耕し、草刈りをすることでのみ行う。除草剤は不使用。 |
| 醸造方法 | 完熟ブドウのみを手作業で収穫し、ブドウの粒を傷めないように50Lの小さなカゴに入れてセラーへと運ぶ。房ごとに選果台で選果。発酵にはステンレスタンクを、醸造にはフレンチオークのバリックを用いるが、ブドウ、そして畑本来の性格を損なわないように新樽率は低い。また、必要以上に人の手や、添加物を加えたりしない。無清澄・無ろ過で瓶詰め。 |
| メディア掲載 | 『英フィナンシャル・タイムズ』2007.01.05号・・・"From grand prix to grand cru" by Jancis Robinson |
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2009 Bourgogne Passe-Tout-Grains
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| AOC | Bourgogne Passe-Tout-Grains | タイプ | 赤 |
| ブドウ品種 | ガメイ2/3、ピノ・ノワール1/3 | 熟成 | バリック12ヶ月 |
| 評価 | ― | ||
| ジョルジュ・ルーミエが所有していたシャンボール・ミュジニーのガメイを使用。愛らしいアメリカン・チェリーのアロマとさっぱりとした酸味が特徴的で、赤い果実が口の中いっぱいに広がる、雑味がなくチャーミングなスタイル。ブルゴーニュ広しといえど、ここまで素晴らしいパストゥグランにお目にかかることは珍しい。無清澄・無ろ過。 | |||
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2009 Bourgogne Rouge Au Pelson
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| AOC | Bourgogne | タイプ | 赤 |
| ブドウ品種 | ピノ・ノワール100% | 熟成 | バリックとステンレスタンク12ヶ月 |
| 評価 | アラン・メドーOutstanding | ||
| シャンボール・ミュジニーのオー・ペルソンの畑で育ったピノ・ノワールから生まれた。アメリカン・チェリーやラズベリーの凝縮感たっぷりのアロマ、キメの細かいタンニン、絶妙に溶け込んだオークのニュアンスが特に素晴らしい。変化と広がりが楽しめる、美しいワインである。無清澄・無ろ過。 | |||
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2009 Cote de Nuits Villages
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| AOC | Cote de Nuits Villages | タイプ | 赤 |
| ブドウ品種 | ピノ・ノワール100% | 熟成 | バリックとステンレスタンク12ヶ月 |
| 評価 | ― | ||
| ブロションにあるの単一畑レ・クレオルのブドウを使用。支柱を高くし、畑を整備したことによりクオリティが更に向上した。赤い果実や黒いベリー、スミレの花の愛らしい香りには、暖かみのある大地も感じられる。口の中を満たす凝縮感ある果実は純粋で力強く、上品なタンニンとのバランスがずば抜けてよい。 | |||
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2009 Vosne Romanee
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| AOC | Vosne Romanee | タイプ | 赤 |
| ブドウ品種 | ピノ・ノワール100% | 熟成 | バリックとステンレスタンク12ヶ月 |
| 評価 | ロバート・パーカー91、アラン・メドー88-91 Outstanding | ||
| 粒の小さな実をつける優れたクローンが植えられたオー・ゾルムの区画から、僅か2樽のみの生産。背景にはスパイシーさも感じられる柔らかな香りはクラシックなヴォーヌ・ロマネそのもの。デイヴィットらしいフィネス溢れるピュアな味わいで、リッチな果実にきめ細やかなタンニンとバランスも素晴らしい。 | |||
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